1948-05-28 第2回国会 衆議院 水害地対策特別委員会 第8号
あなたは議員として政務官としておられて、そうしてあなたの黨の諸君も參加しておる本委員會が十箇月も開かれて、おそらく本委員會の全體の空氣だろうと思うが、その空氣をこの席上でお聽きになつていながら、遺憾ながらできないというのは、官僚のつくつた案をあなたがいじれない、いかんともしがたいということは、あなた自身が自分の無力を表明しておられるにすぎない、もう少し責任のある議會政治家としての權威を示された御答辯
あなたは議員として政務官としておられて、そうしてあなたの黨の諸君も參加しておる本委員會が十箇月も開かれて、おそらく本委員會の全體の空氣だろうと思うが、その空氣をこの席上でお聽きになつていながら、遺憾ながらできないというのは、官僚のつくつた案をあなたがいじれない、いかんともしがたいということは、あなた自身が自分の無力を表明しておられるにすぎない、もう少し責任のある議會政治家としての權威を示された御答辯
併し立場を率直に、最高司令部ということを持出すということは、そうなつて來ると、我々も、それでやはり一つの制限を受けるのでありますから、議會において審議するのもどうもただ空廻りをしておるような感を懐くのでありますから、この場合、まだ獨立性のない日本でありますけれども、議會政治に對しては、我々は憲法において許された權限内において、十分の審議を遂げたい、かような場合においては、最高司令部ということを決して
併しながらこの仕事は行政事務に從事することによつて、今後閣僚となつた場合において頗る利するところがあるということであるならば、これを置くことにして、私は國家のためにも議會政治の運營の上に、又議院内閣を造る上においても、決して害はない、むしろ利益がある、かように深く考えておる次第であります。第二に、參議院には與黨も野黨もない。
政務次官制度は必ずしも我が國のみの制度ではなくして、むしろ大正頃からヨーロッパの議會政治を採用している國々の例に倣つて我が國にも創設せられたものと了解しております。アメリカにはかような制度はないことは當然でありまして、それはアメリカのごとく行政府と立法府とが載然と区畫されておつて、立法府の議員が行政の職に當ることはないのでありますから、當然かような制度がないのが了解されるのであります。
それに對して、少數黨の者がちよつと行き過ぎがあつて脱線したら、それを懲罰委員會にかけて懲罰に付する、そして多數決によつて白を黒とし、黒を白とするというような、眞實に反するところの決定を、從來なしてきたがために、多數政治の最も惡い面が現われて、議會政治が堕落したと稱せられ、國民から愛想をつかされる原因になつている。
なるほど舊憲法の時代、すなわち議會政治が最も堕落したと稱せられておつた、黨利黨略に終始しておつた時代の懲罰事犯というものは、白を黒とし、黒を白とする、すなわち最も不純なる、最も嚴正にあらざるところの法廷であるという印象を一般國民に與えておつた。こういう弊害を私は一掃したい。どこまでも嚴肅に、嚴正にこの審理を進めていきたい、かように思うのであります。
しかしながら議會政治である以上、反對な政權も出なければならぬ。そういう場合においては、こういうものを嚴格に解釋しておかぬと、私は非常な危險を包藏することになると思う。私は今囘の憲法の改正の趣旨が自由權を完全に認めたということは、私が説明するまでもなく一つの大きな觀點だから、それを阻害するようなことがあつてはならないと考える。
ここに植原さんもおられますので、戰爭時分の議會政治をよく御存じであろうと思いますが、ああいう場合には、どんな法案が出ても、議會にも論議され、贊成反對がないのがいいか、それとも現在のように一つの法案が出て贊否兩論にわかれて、そして一たび國會が決定すれば、それに對して釋然として贊成反對論者がそれに服していくということは、どちらがよいかということは、植原さんも十分了解してくださることと思います。
まず私は、かようなあり方では、議會政治をみずから否認すると思うのです。本審議につきましても、質問戰に長々と日を送つて、收穫を收める段になつて、日が暮れてから收穫を急ぐ、そうして翌朝になつてみたならば、落葉どころか多大なる收穫が殘つておる。かようなやり方を、政治家の殿堂たる議會においてするのは、何ごとであるか。これだからだめだと、私は言いたい。本末を顛倒している。
これはどこまでも、政黨というものが極端に壓迫されまして、全國一政黨というような形でどこまでもいつておりましたから、比較的この點はなかつたのでありまするが、將來議會政治が確立すると同時に、政黨政治でなければこの議會運用ができないということで、この政黨はますます小になればなるほど線が太くなつてまいります。同時に、政黨がある以上は爭いもあるし、一分野が必ずしも一元的であり得ない場合が多いのであります。
しかも勞働組合と勞働黨との間にきわめて、緊密なる關係が結ばれて議會政治としてまことによき動き方をいたしておることは、われわれの大いに學ぶべき點であると考えたものでありまするから、前申し上げたようなことを言つた次第であります。しかし勞働黨の中に容共分子があるとか、勞働黨自體が容共派であるとか、そんなことは考えておりません。
植原君の御質問は、議會政治の建前としてこういう場合があつたときには責任はどうか、こういう御質問であつたので、先ほどのようなお答えをいたしたのであります。ただいま野坂君からは、そういう意味ではなしに、今日の問題として取上げられた御質問であつたと思いまするから、それについては違つたお答えといたしまして、中勞委の決定がどうなつてくるかはまだわかつていないのであります。
假定的なお話でありまするが、議會政治運營の筋としては、當然さような筋になつてこなければならないということは、植原君と同樣な考えをもつております。すなわちかりに中勞委において千八百圓のベーシスを改訂しなければならないという意見が起りまして決定いたしましたる場合におきましては、あらゆる問題を參照いたしまして考慮いたすのはもちろんであります。
問題の重點となりますことはきわめて簡單明瞭なことで、憲法の解釋、議會政治の本義から申しましてイロハとでも申すべき、まことに簡單なことであるにもかかわらず、國務大臣がその答辯を曖昧にいたしましたことは遺憾千萬なことであり、またかような簡單な問題であるのに、わざわざ總理大臣を煩わすこともはなはだ心もとない次第でありますけれども、要は議會政治の責任の所在に關するきわめて重大なる問題であります。
實際的な活動家を 氣をもむ羽仁委員長 國會圖書館 さきに議會政治の確立と、文化國家建設の中核たらしめようと、雄大な構想を持つて出發した國會圖書館のその後はどうか、第一囘國會の發足により、國會圖書館は、兩院の圖書館運營委員會の手に移讓された形になつているが、その實際の活動は低調で未だ準備期を經てないというのが現状である、以下國會圖書館がこれまで歩んで來た足どりをたどつてみよう、國會圖書館は、
○岡井委員 私は當時の議會政治家が、當局から秘密に説明を聽いたでございましようし、當局大臣の顔色も見ておつたでございましよう。彼ら軍部當局が戦意なきこと、眞の意味の戦意なきことを承知しておつたはずでございます。しかるに眠つておつたために、國家今日の悲境に落としこんだのでございます。その責任に至つては、實に重大である。しかるに彼らは恥も知らないこと夥しい、痛罵したいのでございます。
こういう重要な質問に對しては、本委員會を通じて當局に具體的な返答を求めるとか、そうした一つの具體處置を今後とることが、委員會として、將來議會政治を――いわゆるただいま申した通りこういう重要な問題を官廳の一局長や一部長が、答辯は形だけしても、それをよりベターな方向にもつていくという頭があると私は思われぬ。
われわれは敗戰後におきまして最も議會政治というものを、殊にこの國會議員の發言なり主張なり質問なりを尊重しなければならぬ。
その點については、川崎君と考えを一にいたしますが、私の考えといたしましては、政治上における民主主義の方法は、結局のところ議會政治というものを眞に權威あらしめ、これを高調して議會中心の政治にしていかなければならないというところに歸着すると思うのでありますが、それと同じように勞働運動も、團體運動たる組合運動がきわめて健全に進んでいくために、民主的な方法がとられることを望むのであります。
殊に今日の憲法の上から見ても、議會政治運行の上から見ましても、政黨というものの力、政黨の權威というようなものが相當に増大せられてきたのでありまして、殊に議員の發案權というものは今後の議會においては相當強く働かなければならぬというような方面に議會政治が發展向上いたしてきたのでございますが、こういう點から見ましても、政黨がその主義政策を掲げ、そうして立憲政治をりつぱに運行していこうというのには、どうしてもその
日本の場合は議會政治でありますから、一人々々の代議士をつかまえて、どうこうすることはできないでしようが、少くともその代議士の屬するところの政黨に對して、選んだ國民の名において糺彈するところの權利を保有さしてやつて差支えないと私は思います。
結局政黨が腐敗してくるということは、議會政治までも腐敗してくる。一面においてはさような場合に、國家の檢察當局がこれに手を入れてくることも必要ではないかという議論も立つかもしれませんが、しかしわれわれはあくまでもこの議會内部に檢察官廳の方が伸びてくるということは、かえつて議會政治というものを非常に紛糾さすものである。
今日の政治の常識からいけば、議會政治をとる以上、大政黨によつて政治が運用せらるるということはこれは世界的の事實であります。また平和國家日本の歴史的運命を解決する上から言いましても、そんなにたくさんな政治理論及び主義主張の差があるはずはないと思う。一部には職能代表たるの政黨もないではありません。
私どもは二大政黨の對立を理想とするとか、大政黨を特別擁護せねばならぬというような考えは決してもちませんけれども、しかし議會政治の實際として、小黨が分立しておつたのでは、事實上において政治が行えないのであります。
国内法上の問題といたしまして、固より政治道徳論的に解決をしなければならぬものが多いのでありますが、結局結果が殺人のごとく、あるいは放火犯のごとく、ただちにその人の故意過失がわかるものは法によつて處斷できますけれども、歴史の上で判斷されなければならぬというものになりますと、ただちにこれを處罰するということが技術的に非常にむずかしいのでありますから、そこで議會政治というものが發達をして、その任にあらざるだいじんがその
それからもう一つ、第二はわれわれはすでに過去の議會政治において失敗したるがために軍閥の跋扈を招來して今日の悲境にあるのでございます。これは一番惡いのは何が惡いかと言うと、政黨より惡いものはないのであります。現在の有様も議會は新聞から大分非難されておりまして、國家最高に機關ではなくて、國家最低の機關であると言つております。
この圖書館の事業は日本の議會政治のみならず、國家再建の上においても基礎的重大なる事業でありますから、しかもまた今日まで多くそのことに力が盡されていなかつたのでありますから皆さんの御協力を得ることがすこぶる多いのであります。